社会福祉法人 全国手話研修センター
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手話障害者の権利に関する条約

手話言語研究所

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前へ 次へ 障害者の権利に関する委員会と総括所見
また、障害者権利条約(しょうがいしゃけんりじょうやく)(だい)34(じょう)(もと)づいて障害者(しょうがいしゃ)権利(けんり)(かん)する委員会(いいんかい)設置(せっち)されています。この委員会(いいんかい)は、障害者権利条約(しょうがいしゃけんりじょうやく)という国際(こくさい)(てき)なルールに(もと)づいて、各国(かっこく)がどのような障害者(しょうがいしゃ)政策(せいさく)をとっているかをチェックしています。委員会(いいんかい)のメンバーは18(にん)で、2(ねん)ごとに半分(はんぶん)ずつ(えら)ばれます。各国(かっこく)は、条約(じょうやく)(したが)って障害者(しょうがいしゃ)権利(けんり)(まも)っているかどうかを報告(ほうこく)しなければなりません。委員会(いいんかい)は、その報告(ほうこく)をもとに、各国(かっこく)勧告(かんこく)提案(ていあん)をします。
日本(にっぽん)は2014(ねん)条約(じょうやく)批准(ひじゅん)し、2016(ねん)(はじ)めて委員(いいん)(かい)報告(ほうこく)をしました。その報告(ほうこく)(たい)して、委員会(いいんかい)から質問(しつもん)があり、日本政府(にっぽんせいふ)は2022(ねん)回答(かいとう)しました。また、日本(にっぽん)障害者(しょうがいしゃ)団体(だんたい)弁護士(べんごし)団体(だんたい)も、日本政府(にっぽんせいふ)とは(べつ)見方(みかた)から報告(ほうこく)をしました。政府(せいふ)以外(いがい)からの報告(ほうこく)はパラレルレポートと()ばれます。
日本(にほん)障害(しょうがい)フォーラム(JDF)という組織(そしき)があり、これは13の全国(ぜんこく)(てき)障害者(しょうがいしゃ)団体(だんたい)(つく)られています。全日本(ぜんにほん)ろうあ連盟(れんめい)(はい)っています。この組織(そしき)は、3つのパラレルレポートを(つく)りました。その(なか)で、手話(しゅわ)言語(げんご)認定(にんてい)重要(じゅうよう)課題(かだい)(ひと)つとして()()げられ、手話(しゅわ)言語(げんご)(ほう)制定(せいてい)(もと)めました。
2022(ねん)8(がつ)には、委員会(いいんかい)日本政府(にっぽんせいふ)との(あいだ)建設(けんせつ)(てき)対話(たいわ)(おこな)われました。建設(けんせつ)(てき)対話(たいわ)とは、(くに)代表(だいひょう)(だん)国連(こくれん)障害者(しょうがいしゃ)権利(けんり)委員会(いいんかい)との質疑応答(しつぎおうとう)(およ)意見交換(いけんこうかん)のことです。その結果(けっか)、2022(ねん)10(がつ)委員会(いいんかい)から日本(にっぽん)(たい)する勧告(かんこく)提案(ていあん)()かれている総括(そうかつ)所見(しょけん)()されました。その(なか)で、委員会(いいんかい)日本(にっぽん)(たい)して、(つぎ)のような提言(ていげん)をしています。